第107回中央委員会～春闘方針を決定
あなたの声ではじまる春闘
自治労奈良県本部は2月11日、奈良ホテルで第107回中央委員会を開催した。春闘方針をはじめとする４つの議案について議論。すべての議案が賛成多数で承認された。
桐木委員長は冒頭のあいさつで、2023春闘・新採加入・統一自治体選挙の大きな3つの取り組みに触れ、取り組みの推進を訴えました。
続いて一般経過報告が行われ、2単組が発言。一般経過報告は答弁を経て承認されました。
第１号議案「2023春闘方針（案）、春闘の位置づけを明確化。その上で、春闘を1年間の闘争スタートとし、要求→交渉→妥結のサイクルを確立する取り組み提案。特に職場の課題をもとにした要求書を作成、全単組で当局に提出して確実に交渉を実施し、交渉にあたっては幅広い層の参加を追求する、などを春闘期の課題にあげた。
第２号議案「当面の闘争方針（案）」では、働く環境改善や人員確保などにむけた取り組を含む職場の権利と勤務条件を確立する取り組みや、自治体財政の確立と自治・分権および公共サービスにもっと投資をエッセンシャル街宣行動、地域医療の確保と充実のための取り組みを始めとする安心社会実現に向けた取り組み、政策実現にむけた政治活動の推進など提起した。
第３号議案「現業・公企統一闘争（案）」の年間闘争に向けたスケジュール及び第一次闘争での直営堅持をはじめとした取り組む重要課題の提案。県域水道一体化に伴う闘争準備委員会の設置と一部事務組合移行のための勤務条件整備など交渉に取り組む提案。
第4号議案「規程の改正（案）」は、82回定期大会においての提案事項で役員給料を国公準拠に合わせるなどの議論経過が周知に至らなかったことを受けて、継続提案とした。
これらの議案に対し、3単組から発言があり、討論後の採決ですべての議案が可決された。
最後に、春闘への全組合員の参加を呼びかけ、団結がんばろうで閉幕した。
委員長あいさつ（要旨）
この春闘期を1年間の闘争スタートとして、あなたの声ではじまる春闘をスローガンに、この間の物価上層や民間春闘の動きを感じながら、私たちの賃金・働く環境の改善など課題の解消に向け、要求→交渉→妥結のサイクルを確立する取り組みとなるよう具体の案を示させていただいておりますので、活発なご議論をお願いしたいと思います。
次に、新採加入の取り組みでございます。今年も、各職場に多くの新規採用の職員が入職されます。入職の早い段階で、多くの仲間を迎え入れていただきたいと思います。今日お集まりのみなさんも、職場は違えども、こうやって顔を合わせる中で、組合運動の面でも、仕事の面でも、横のつながりができているのではないかと思います。そのための人の支援、かかる費用、グッズなど物の支援を県本部としてもさせていただきます。
次に統一地方自治体選挙の取り組みです。3月末の県知事選・県議選をはじめ、各市長選・各市長村議員選がございます。私たちの運動に協力いただける方を推薦し、議会の場で私たちが働き続けられるようまた、働く環境改善策など質問いただき、トップからの回答を受けながら、改善に向かう等していけますし、有効的な協力議員を要していくことは、中々一般の私たちでは届かない声を議員という立場で、届けていただくが必要と捉え、その方たちを応援していきたいと思いますので、ご協力をいただきますようよろしくお願いします。
最後に規程改定では、限られた組合財政での運営をする中での、苦渋の選択となる役員給与に係る案でございます。活発な議論をいただければと思います。本中央委員会でより実りある中央委員会となるようまたより活性化できる運動を図っていただくことを願いまして、ごあいさつとさせていただきます。
