奈良平和フォーラム企画。～ウトロ平和祈念館見学～
2024年4月7日（日）ウトロ平和祈念館を見学。各組合そして高校生平和大使ほか17名の参加がありました。
コーディネーターは斉藤さん。元宇治市の職員さんで「ウトロ」地区近くに住んで40年という街のことを熟知されてる方から案内いただきました。
ウトロ平和祈念館は宇治市内に位置し、２０２３年４月３日に開館。ウトロ地区になぜ在日朝鮮人が集まったのか。ウトロ地区は戦時中に計画されていた京都飛行場建設のために集められた在日朝鮮人労働者によって形成された集住地域。国策として強行的に進められた建設計画の影響で、戦後もそこに住む在日朝鮮人は、生活基盤となるインフラも整備されていない環境で生活をしていたとのこと。
ここでは、様々な構造的不均衡や人権侵害が蔓延してきたと語られていました。
その後起こるウトロ地区の立ち退き問題に対して、ウトロの人々は抗議の声を上げ、差別と劣悪な生活環境にあったウトロ地区を、必死に守ってきた結果。現在、市営住宅が建てられ、住む環境が整ってきたということで、今では、困難を乗り越えるために必要な「小さな統一」を形成してくれる場所になったとご案内いただきました。こういった歴史を知ることは大事です。是非一人でも多くの方がここを訪れもらえたらと思います。
